風の時代を生きる

自分との戦いが終わるとき

昭和から平成、そしてこの令和を体験している私たちは、
これまで物質に価値がおかれていた時代の中で、
常識と言われる概念や、組織の規律、さまざまな権力に縛られながら
自分自身を犠牲にし、またそれを美徳とし、
物質的な豊かさで人の豊かさを測る「地の時代」を生きてきました。
それを当たり前のこととして受け入れていた人たちと、
生き辛さを覚えていた人たち、
自分がどちらであったにせよ、まもなく地の時代は終焉を迎えます。

これからは、いよいよ「風の時代」です。
良いか悪いか、ポジティブかネガティブか、勝つか負けるかという二元論の世界ではなく、
良いも悪いもない、ポジティブもネガティブもない、勝ちも負けもない、
ただそうあるだけという、本質がものを言う時代です。
学歴も経歴も通用しなくなり、
本来の自分で生きることが一番の力となる、そんな時代が始まります。
そこに必要なのは、もはやピラミッド型の組織ではなく、
共鳴し合う仲間が集まるコミュニティです。

今、コロナ(567)を機に生活のあり方、働き方、生き方など、
さまざまな価値観が変わり始めました。
この社会の歪んだ構造や物質への執着、所有の概念など、
何かがおかしいと気づいてしまった多くの人たちは、
もう元の価値観に戻ることはできません。
これからは、そういう人たちのエネルギーが共鳴し合い、
風の時代をつくっていくのだと思います。
人がつくった枠組みの中ではなく、今、此処にいる本当の自分にフォーカスし、
持って生まれた資質を活かし、自分軸で生きる人がさらに増えていくのだと思います。

もしも今、方向を見失っていたら、
心の声に耳をかたむけるところから始めればいい。
いつだって新時代は、あなたの味方です。